せっかち関西人ののんびりスコットランド移住生活。

どういう訳かスコットランド人と結婚することになり、30数年の日本生活を捨てて、2015年秋からスコットランドのエディンバラに移住した関西人のどうってことない日常と育児日記(予定)。

スポーツか否か。

英国と日本では人気のスポーツが結構違う。

日本だと野球は大人気なものの、こちらで野球をしている人もテレビでも見たことがなく、恐らくルールすら知られていない。フィギアスケートもシンクロナイズドスイミング、柔道なんかも同様。

 

逆に、英国では人気で日本では殆ど見ないスポーツも多い。その中の一つが、ダーツ。

個人的に、ダーツがスポーツであることが、腑に落ちない。確かに的を狙うっていうなら、弓道もどうなの?ってなるんですが…でも、ダーツはバーやパブにある呑みながらやる娯楽という感が強く、弓道は居酒屋にはないし、弓道を第一の目的に弓道場にいくし、娯楽ではない。

何より、テレビで見るかぎり、競技者の出で立ちが、何というか、こう、スポーツマンらしくない。パブにいそうなぽっちゃり体型で髭面、スキンヘッド、ハートに矢みたいなタトゥー、大きなお腹を覆うカジュアルなシャツ姿と…。しかも動かすのって、肘から先と、かなり狭い範囲。スポーツって、身体能力が必要なものなんじゃないのか。

いや、勿論、やってる人は真剣なのはわかる。勿論観客も。ただ、そういう決まりなのか、たまたま私がみたのがそうなのか、観客は丸テーブルでビールを呑みながら。どうしてもパブ感が拭えず。

スポーツチャンネルで放映している度、勝手ながらスッキリしない。

 

行きはよいよい帰りは怖い

11月ともなると、日が暮れるのが早くなりました。3時頃から西陽となり、5時には真っ暗。

 

私の職場は家から車で45分程。混雑する比較的(あくまで比較的)舗装の良い、大きな道路ではなく、マイナーな道を通勤に使っています。

その道中、8割が牧場。1割は家が数える程度しかない村。

そんな道なので、街灯がない。あっても、途中の村の中、数秒で過ぎる範囲のみ。勿論、片道一車線。そして高低差もカーブもしっかり点在。

そうなると、しっかり暗くなった5時を過ぎる家路は、なかなかスリリング。ライトをつけても、スコットランドの田舎の闇に吸い込まれているかの如く視界が狭いまま。ハイビームにするも、マイナーとはいえ、交通量はそこそこあるので、対向車が来る度、切り替えないといけない。なかなか面倒なもの。たまに礼儀のないドライバーだとハイビームのまますれ違っていくので、眩しくて逆に道が見えにくい。

そんな道路の制限速度は、60mph(約90キロ)。なかなかスリリング。

その速度と闇夜を恐れて制限速度の半分程度の速度で走るドライバーさん。もしくは闇夜の先を見たいのか20キロ、30キロオーバーで走るドライバーさんに、ほぼ毎日遭遇してしまい、イライラもしくはヒヤヒヤ倍増。

まぁ牧場の中を走ってるので仕方ないとはいえ、安全走行のために、カーブとか先が見えにくい場所には、ぜひライトを設置してほしいと心底願う毎日です。

 

ちなみに、もう一方の大きな道路も負けず劣らず暗いです。これから日の出もどんどん遅くなるので、朝も暗いうちに運転することのなるので、今から憂鬱。

 

触れてはいけない。

この数日、英国のマスコミはお金持ちの脱税スキャンダルで一時もちきりでした。

人気俳優やアスリート、有名な投資家や一流企業が、国外にその莫大な資産の一部(一部でも莫大な額)を隠し持ってたという。

 

医療や教育、年金にさく予算が足りない、だったらEUに払ってるお金を、EUから離脱して、そっちに回そうとか、税金をしっかり払ってても色々な補助が受けられない移民のせいだ、とか言ってるのにね。

え、身内のその方々の脱税額がちゃんと納められてたら、そんなに苦しいの??他人を責める前に自分達の襟を正してもらわないとね、と思う次第です。

 

そんななか、疑惑を向けられている中に、Queenやチャールズ王子が入ってるんですね。

でもね、他の著名人がメディアで叩かれている割に、Queenについては、何というか触れないようにしてるというか、言及しても極々さらっとしてる。でもその脱税目的とされる投資額、相当ですよ。しかも、彼らはこの国のトップでしょ??なのに脱税しても、何というか臭いものには蓋的な対応。彼らよりF1トップのドライバーやミュージシャンが叩かれているのは、私からみると何だか納得いかない。一番罪が重いと思うんですけどね。

数日前に旦那に何故Queenはもっと批判されないのか、と聞くと、眉を潜めて何とも言い難い顔をした。なんか聞いちゃいけないこと聞いたかのような。王室に全く興味のない彼ですら、この表情。となると、世間の人達はもっと激しく避けるんだろうと思われる。

 

そして他の政治スキャンダルや事件が起こっていて、脱税報道もやや下火になっているので、このまま少なくとも王室は、ちょっと火傷したくらいの事で済むんだろうな、と釈然としない私。

冬到来

週末に、夏時間が終了しました。

 

なんじゃそりゃ。どういう事かというと、日曜日夜中2時に時計が1時間戻りました。毎年3月の最終日曜夜中に時計を1時間進めて夏時間にし、10月最終日曜夜中に1時間戻すというもの。未だ、この制度に慣れきれず、毎朝時計を見て、大慌てする。暫くして自動的に修正してくれるスマホやテレビの時間を見て、”あぁそうか”と落ち着く。

 

夏と冬で太陽が登ってる時間の差が激しい英国。特にスコットランドは北に位置していて、その差がより顕著。

スコットランドの北の方は緯度がノルウェースウェーデンと変わらない。エディンバラですら、冬は朝10時頃まで薄暗く、昼2時には日が傾き始める。夏は夜10時頃にやっと日が暮れ、朝の4時にはしっかり明るくなる。時計を変えてこんな感じなので、変えないと、体内時計も混乱しかねないし、納得のいく制度。夏時間が終わると冬なんだなーと実感します。

ただ毎回、一度は大慌てし、日本の家族に時差が9時間から8時間になると、理由と共に説明しないといけないのがちょっと面倒…。

 

とにかく、3月末までは時差8時間となりました。

 

欠かせないチャリティショップ

日本にはほとんど無いけど、こちらで極々一般的なもの。

 

チャリティショップ。


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日本でいうチャリティショップの私もの勝手なイメージは、何かのイベントなんかで一時的な簡易の店舗で、その団体の人達が手作りした食品や物を販売して、たまたま店がでていたから行ってみたという感じ。日常生活で使用する場ではなかった。

 

こんなイメージと、こちらのチャリティショップはかなり違う。第一に臨時のブースや店舗でなくて、ちゃんとした(?)お店で、ずっとそこで営業してる。

第二に手作りのもの売ってるわけではなく、殆どが寄付された中古品や新中古品で、食器から服、家具、本、電化製品と、日本だとリサイクルショップといったほうが適当。

第三に、その店舗数。めっちゃある。うちの町は人口1万2000程度の小さな町で、店が建ち並ぶメインストリートは300メートルに満たない。しかも大型スーパーの駐車場もいれて。その通りとその脇に5軒。3軒は数十メートル範囲にある。因みにコンビニ(といっても、個人経営の8時には閉店する不便なコンビニ)は2軒。ファーストフード店はSubwayとドミノピザの2軒。なのにチャリティショップは5。如何に多いかお分かりいただけるだろう。

それぞれチャリティは違っていて、心臓病、腎肝臓病、癌研究や患者さんをサポートするチャリティだったり、退役軍人のサポート、環境保護団体、動物保護団体だったりと様々。でも扱う品物に違いはない。

 

うちの町が特別多いわけではなく、どこの町にもあって、Edinburgh市内にいくと、さらに多様なチャリティがあって、店舗数も相当数ある。そうなると、まともな店自体が少ない中で、中古品だけど、安価でたまに掘り出し物もあるので、意外と重要なショッピング先となっていて、午前中なんか年配のご婦人方で混雑している。

 

革命的なことがない限り、24時間営業のコンビニなんてできるわけもないし、スーパーも足りてるとなると、近い将来、子供服やおもちゃでもっとお世話になるだろうから、もうちょっと店舗数が増えてもいいんだけど。

母子手帳

こちらの母子手帳(personal child health record)↓
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日本の母子手帳
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日本のものよりも可愛い。

そしてバインダーなので、後から産院やかかりつけ医での記録を追加できて便利。(医療機関にかかるとき、定期検診には常時持参しないといけない)

 

中身は日本のものも似ていて、成長曲線や予防接種の記録。日本の方が説明が細かい、多い。

こちらのは、Primary School(日本の小学校にあたる)まで。日本のは一応20歳までらしい。

日本の母子手帳の月齢ごとの成長の目安を読んでると、えっ!?そうなの、というものもちらほらありますが、その点は、また次の機会にとりあげます。

 

ややこしい

妊娠、出産をきっかけにNHS(National Health Service, 国民保険)のメルマガに登録した。定期的に、子供の成長や病気についての情報が送られてきて、知識も語彙力もない私にとってはありがたい。

ただね、よくね、”あなたの近所の医療機関”や”補助制度”なんかを調べるリンクが貼っ付けてるんだけども、調べる度、ことごとく”このサイトはイングランドのみで、スコットランドについてはサポートしてません。NHSスコットランドのHPで調べて”ってエラーになる。

いや、仕方ないのかもしれない。議会も別にあるしね、行政が違うもんね。

でもさ、日本人の私からすると、そうはいっても同じ国じゃないん!?一緒にして!って思うわけで。もしくはスコットランド用のリンクも追加して、って思うわけで。

NHSだけでなくもう色々、頑なに別なんですわ。かといってVISAとか、たまに統一されたり。

こっちの人にすればごく当然なんでしょうがね、ややこしい!もう一緒にすればいいのに、と思うけど、スコットランド人のプライドが許さないだろうな…。

この対抗精神、関西が関東に対して持つ対抗意識と似たようなもんかと思えるけど、実はずっとずっと根深い。今後も度々スコットランドイングランドの確執?をお届けします。