せっかち関西人ののんびりスコットランド移住生活。

どういう訳かスコットランド人と結婚することになり、30数年の日本生活を捨てて、2015年秋からスコットランドのエディンバラに移住した関西人のどうってことない日常と育児日記(予定)。

スコットランド対イングランド

大半のスコッティッシュにもれず旦那はフットボール好き。

 

そして今宵はスコットランドのワールドカップ出場選考試合。

そして対戦相手は、イングランド

イングランド、それはスコットランド人にとっては永遠のライバル。(イングランド的にどうなのかは置いといて)

根っからのスコティッシュの旦那も例にもれず対イングランドとなると目の色が変わる。

今日も試合開始直前まで昼寝をし、試合が始まると同時にビールとCrisp(ポテトチップス)を手に万全の体勢。

私はというと、夕飯の準備プラス感情的になる旦那に付き合うのをさける(前回は、負け試合の最中に関係ない話をしたらシャウトされたので…)ためキッチンに避難し、平穏な土曜日を過ごすことに。

暫くしてリビングルームに戻ると、案の定一点差でイングランドをかたちに。

 

が、その後、なんと90分前にスコットランドが立て続けに2ゴール!!!

 

それまで普段使わないような言葉でブツブツ言っていた旦那は

”Yeeeeeeees!!!!!"

と大絶叫し、ソファから跳び上がり、何故かテレビの画面をスマホでパシャリ。

ちなみにご近所からも同様のシャウト。

 

これで数十年ぶりにイングランド勝利かとスコットランド中が確信しかけた。

 

現実は厳しい。ロスタイムにイングランドキャプテンのハリー·ケーンに1ゴール決められ、2対2にされ、まさかの引き分け。

まぁ負けなかっただけいいんちゃうのー、と思って横を見ると、ついさっきまで勝利を信じ狂喜していた旦那は、今日から夏休みと思ってたのが実は来週からと言われた小学生のように、意気消沈…。

えーーーっと、大丈夫かな?まぁ前回は負けたけど、今回は引き分けやし、ご飯食べようか、というもテレビから離れず。

だから、ご飯できたよ。ってもう一回言うと、”わかってるよ!!!”とかなりご機嫌斜め気味の返答を頂く。

 

次回からは、試合開始から終了後しばらくは外出しようっと。

 

 

 

選挙への関心

英国では、昨日総選挙が実施された。

日本と同じく若い世代の政治離れが嘆かれてる英国。ただ、若い世代でないけど政治関心の薄い日本人の私からすれば、老若男女問わず相当関心が高くて、こっちは恥ずかしいくらい。

今回は、当初Brexitが今後どうなるか、という主な論点に加えて、立て続けに起こったテロで国民の安全をどう確保するのか、という点も加わって関心が高くなるのは必然的なのかも。でもそれを差し引いても、関心が高い。日本みたいにちょろっと選挙関連のニュース流れたり、某テレビ局のように、朝のいっそがしい時間に”ナニナニ党の候補の公約宣言”みたいな、明らかに原稿読んでるなっていうのとは大違い。選挙に関わらずニュース番組での政治関連の話題の割合が高い。

スコットランドだと、ロンドンのウェストミンスター(日本でいう国会?)の話プラス、スコットランドの主な党首が今日こんな事を言ったやら、どこで何をしたというのはほぼ毎日のように目にする。しかも原稿棒読みじゃなくてちゃんと自分の言葉で話している(少なくともそう見える)から、何となく聞いてしまう。

驚いたのは、日本なら人気のバラエティ番組を放映するようなゴールデンタイムに、ライブで党首討論を放映。一般人も参加してて、各問題について質問がどんどん投げられる。その場で、ちゃんと答えないと格好悪くて、「あんたの党、ほんまに大丈夫かいな」みたいな事になるから、まあ党首は本気。その他にも主要な局で選挙番組を放送してる。

そんな毎日なんで、自然と政治にふれる機会が長い。そうなると普通に日常の会話のなかで、どの党がどうだ、あそこはマニュフェストのここがダメだ、あの点はいい、という話が出てくる。そこで、えーあんまり政治って分からないってなうと、結構恥ずかしい。なんで選挙権ないのに、自然と日本にいた時より、政治のニュースをちゃんと見てる。

 

ちなみに、こっちでは選挙カーなんてものは存在せず、朝っぱらから甲高い声で無意味に名前を連呼して、貴重な週末に安眠を妨害することはないので、めっちゃありがたい。

 

 

 

今更ながら

FBやTwitterがあるんだけど、やっぱり長文は投稿しにくいし、移住生活諸々を事細かに投稿するわけにもいかないので、ブログをはじめることに。

あ、拙い日本語が、こちらに来て拍車がかかっているので、変な日本語でもご容赦ください。

 

さて簡単ながら、自己紹介を。

海外旅行にも行ったことがない、という今時珍しい鎖国状態の家庭に生まれ、自身も社会人になって初めて国外に足をのばしたという国際的とは程遠い私。それが、どういう訳か(理由は後日、機会があれば)、珍しいスコットランドから来たという男性と知り合い、紆余曲折を経て結婚した。結婚するにあたり、どうせ移住するなら早めがいいだろうと、2015年に旦那の故郷スコットランドの首都Edinburghに越してきた。

日本では、某朝ドラのおかげで若干認知はされたものの、未だ「スコットランド?どこ?イギリス?えーっと男の人がスカート履いてる所だっけ?」程度。そんな辺境の地で経験した(する)事や驚いた事、面白い事、呆れた事を紹介していく予定。このブログを通して、何やかんやあるものの、素敵な国スコットランドを少しでも知って貰ったり、これから移住するという人の助けになれれば、幸いです。