せっかち関西人ののんびりスコットランド移住生活。

どういう訳かスコットランド人と結婚することになり、30数年の日本生活を捨てて、2015年秋からスコットランドのエディンバラに移住した関西人のどうってことない日常と育児日記(予定)。

国民食の実は…②

さて先日、英国の国民B級食であるFish and Chipsについて、お店のオーナーが英国人でないと紹介したんですが、まだこのFish and Chipsには知られていない事実があるのです(私が知らんかっただけかも)。

 

茶色一色の見た目のバランスを無視するところは普遍なのだけれど、地域によってFishの種類が違う。

イングランドCod北大西洋タラ)なのに対し、スコットランドHaddock(コダラ)。ま、どっちもタラ科のこちらでは最も一般的な魚ではあるが、スコットランドHaddockの方がよく捕れるとかで、普通はこの魚らしい。因みに、英国連邦のニュージーランドでもFish and Chipsは人気で、アカダラやサメを使う。

 

さらに、何をかけるか、というのも地域によって違うらしい。日本でBritish pubをうたうHubなんかにいけば、ビネガーがついてくる。ビネガーはこちらでも主流。

が、Edinburghはブラウンソースという、これまたスコットランド人がこよなく愛するウスターソースの粘度を上げたようなソースをかける。同じスコットランドでもEdinburghを離れると、主流のビネガーをかける。さらにイングランドリバプールなんかだと、オーナーが中国系の店が多いせいか異色のChinese curryをかけるのだとか(Chinese curryが如何なるものかは別の機会に)。

 

単純な茶色い食べ物かと思ってたら意外と色々あるらしい。