国民食の実は…②
さて先日、英国の国民B級食であるFish and Chipsについて、お店のオーナーが英国人でないと紹介したんですが、まだこのFish and Chipsには知られていない事実があるのです(私が知らんかっただけかも)。
茶色一色の見た目のバランスを無視するところは普遍なのだけれど、地域によってFishの種類が違う。
イングランドはCod(北大西洋タラ)なのに対し、スコットランドはHaddock(コダラ)。ま、どっちもタラ科のこちらでは最も一般的な魚ではあるが、スコットランドはHaddockの方がよく捕れるとかで、普通はこの魚らしい。因みに、英国連邦のニュージーランドでもFish and Chipsは人気で、アカダラやサメを使う。
さらに、何をかけるか、というのも地域によって違うらしい。日本でBritish pubをうたうHubなんかにいけば、ビネガーがついてくる。ビネガーはこちらでも主流。
が、Edinburghはブラウンソースという、これまたスコットランド人がこよなく愛するウスターソースの粘度を上げたようなソースをかける。同じスコットランドでもEdinburghを離れると、主流のビネガーをかける。さらにイングランドのリバプールなんかだと、オーナーが中国系の店が多いせいか異色のChinese curryをかけるのだとか(Chinese curryが如何なるものかは別の機会に)。
単純な茶色い食べ物かと思ってたら意外と色々あるらしい。