せっかち関西人ののんびりスコットランド移住生活。

どういう訳かスコットランド人と結婚することになり、30数年の日本生活を捨てて、2015年秋からスコットランドのエディンバラに移住した関西人のどうってことない日常と育児日記(予定)。

違和感

料理番組が好き。

他に面白い番組があんまりないっていうこともあるけれど、その土地の文化や国民性でるからだと、勝手に思ってるから。

 

そんな料理番組やレシピを見て思った事。

① 雑っ。

日本:材料の分量はキッチリ計って、調味料は計量されて小さい器に入ってる。切るときは、まな板から出ない、こぼさない。

英国:基本、目分量。大さじ1とか言いながらも、明らかに多かったりするし、何だったら袋からそのまま投入(メーカーの広告なのかもしれない)。まな板から食材がコロコロと落ちようが、粉をこぼそうが気にしない。手でサッと払えばいいじゃん!

 

②これは番組やシェフにもよるけど、よく喋る。上沼恵美子もびっくり。喋り過ぎて、調理の説明が飛ばされがち。暫くしてから“さっき入れたのは…その後入れたのが…それをさっきみたいに…”って。見てるこっちは話を聞きながら、しっかりシェフにしていることを覚えてないといけない。

しかも、材料や調理法のおさらいはない。

 

③皮むき不要。多くの野菜の皮はそのまま。無駄が少ない、素材のままって考えればいいのか…

 

④日本風、和食といって作られる料理のツッコミどころが半端ない。

異国で自国のものを作るってなると、多分どこも一緒なんだろうけど、未だ蕎麦がヘルシーなサラダの材料として扱われていることに物凄い違和感。たしかにね、日本でもアレンジとしてサラダっぽくしたレシピはあれど、メインは温かいお汁に入れる、もしくはざる蕎麦。何故か春雨あつかい。
f:id:cheekymonkeynori:20170930055435j:image
f:id:cheekymonkeynori:20170930055459j:image

そして、もう一つの食材。昆布。昆布はこっちでもKonbuとしてアジア系の食品店やちょっと小洒落たオーガニック店で入手できる。出汁は、和食の基本のキ。出汁がまずいと料理は台無し。なのに、こっちの出汁の取り方は、沸騰させてグツグツ。昆布巻や佃煮っていうなら、それでいいけれど、昆布は食べない。あくまでスープをとるため。いや、だったら沸騰する前にとって!煮込まないで!雑味がっ!ヌメリがっ!!と見るたび、思わず叫んでしまう。誰か基本の出汁のとり方を広めてほしい。