違和感
料理番組が好き。
他に面白い番組があんまりないっていうこともあるけれど、その土地の文化や国民性でるからだと、勝手に思ってるから。
そんな料理番組やレシピを見て思った事。
① 雑っ。
日本:材料の分量はキッチリ計って、調味料は計量されて小さい器に入ってる。切るときは、まな板から出ない、こぼさない。
英国:基本、目分量。大さじ1とか言いながらも、明らかに多かったりするし、何だったら袋からそのまま投入(メーカーの広告なのかもしれない)。まな板から食材がコロコロと落ちようが、粉をこぼそうが気にしない。手でサッと払えばいいじゃん!
②これは番組やシェフにもよるけど、よく喋る。上沼恵美子もびっくり。喋り過ぎて、調理の説明が飛ばされがち。暫くしてから“さっき入れたのは…その後入れたのが…それをさっきみたいに…”って。見てるこっちは話を聞きながら、しっかりシェフにしていることを覚えてないといけない。
しかも、材料や調理法のおさらいはない。
③皮むき不要。多くの野菜の皮はそのまま。無駄が少ない、素材のままって考えればいいのか…
④日本風、和食といって作られる料理のツッコミどころが半端ない。
異国で自国のものを作るってなると、多分どこも一緒なんだろうけど、未だ蕎麦がヘルシーなサラダの材料として扱われていることに物凄い違和感。たしかにね、日本でもアレンジとしてサラダっぽくしたレシピはあれど、メインは温かいお汁に入れる、もしくはざる蕎麦。何故か春雨あつかい。
そして、もう一つの食材。昆布。昆布はこっちでもKonbuとしてアジア系の食品店やちょっと小洒落たオーガニック店で入手できる。出汁は、和食の基本のキ。出汁がまずいと料理は台無し。なのに、こっちの出汁の取り方は、沸騰させてグツグツ。昆布巻や佃煮っていうなら、それでいいけれど、昆布は食べない。あくまでスープをとるため。いや、だったら沸騰する前にとって!煮込まないで!雑味がっ!ヌメリがっ!!と見るたび、思わず叫んでしまう。誰か基本の出汁のとり方を広めてほしい。