せっかち関西人ののんびりスコットランド移住生活。

どういう訳かスコットランド人と結婚することになり、30数年の日本生活を捨てて、2015年秋からスコットランドのエディンバラに移住した関西人のどうってことない日常と育児日記(予定)。

選挙への関心

英国では、昨日総選挙が実施された。

日本と同じく若い世代の政治離れが嘆かれてる英国。ただ、若い世代でないけど政治関心の薄い日本人の私からすれば、老若男女問わず相当関心が高くて、こっちは恥ずかしいくらい。

今回は、当初Brexitが今後どうなるか、という主な論点に加えて、立て続けに起こったテロで国民の安全をどう確保するのか、という点も加わって関心が高くなるのは必然的なのかも。でもそれを差し引いても、関心が高い。日本みたいにちょろっと選挙関連のニュース流れたり、某テレビ局のように、朝のいっそがしい時間に”ナニナニ党の候補の公約宣言”みたいな、明らかに原稿読んでるなっていうのとは大違い。選挙に関わらずニュース番組での政治関連の話題の割合が高い。

スコットランドだと、ロンドンのウェストミンスター(日本でいう国会?)の話プラス、スコットランドの主な党首が今日こんな事を言ったやら、どこで何をしたというのはほぼ毎日のように目にする。しかも原稿棒読みじゃなくてちゃんと自分の言葉で話している(少なくともそう見える)から、何となく聞いてしまう。

驚いたのは、日本なら人気のバラエティ番組を放映するようなゴールデンタイムに、ライブで党首討論を放映。一般人も参加してて、各問題について質問がどんどん投げられる。その場で、ちゃんと答えないと格好悪くて、「あんたの党、ほんまに大丈夫かいな」みたいな事になるから、まあ党首は本気。その他にも主要な局で選挙番組を放送してる。

そんな毎日なんで、自然と政治にふれる機会が長い。そうなると普通に日常の会話のなかで、どの党がどうだ、あそこはマニュフェストのここがダメだ、あの点はいい、という話が出てくる。そこで、えーあんまり政治って分からないってなうと、結構恥ずかしい。なんで選挙権ないのに、自然と日本にいた時より、政治のニュースをちゃんと見てる。

 

ちなみに、こっちでは選挙カーなんてものは存在せず、朝っぱらから甲高い声で無意味に名前を連呼して、貴重な週末に安眠を妨害することはないので、めっちゃありがたい。