せっかち関西人ののんびりスコットランド移住生活。

どういう訳かスコットランド人と結婚することになり、30数年の日本生活を捨てて、2015年秋からスコットランドのエディンバラに移住した関西人のどうってことない日常と育児日記(予定)。

国民食の実は…①

英国のガイドブックで必ず”これは食べとこう”と紹介される国民食とえいば、

 

Fish and Chips。

 

白身魚のフライとフライドポテトというごくシンプルなもの。


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うん、見事に茶色一色。このインスタ泣かせの食べ物を英国人は愛してやまない。

レストランやパブでも食べれるけど、テイクアウトが主流で、どんな小さな街でもFish and Chipsのお店はある。御飯やスナックとして、歩きながら手で食べてたりする。しこたまご飯抜きで飲んだ後、深夜近くに食べたりもする。日本で言うラーメンみたいなもんかもしれない。

 

が、この国民B級食、かなりの確率でイタリア人がお店をやってる。わが家の近所にも道路を挟んで2軒、お店がある。どちらもイタリア人が経営していて、うち一軒はイタリアンレストランに隣接している。なので、だいたいの店でピザも売っている。

 

でも、これってスコットランド、特にEdinburghだからだということを最近旦那におしえてもらった。地域によってオーナーの国籍が異なるそうで、イングランドの一部では殆どが中国人オーナーだそう。その昔、その土地土地で、主な移民の国籍が違ったからだ、とか。憶測でしかないけれど、その昔は、テイクアウトのお店なら移民にも開業しやすく、地元の客を呼び込むために、食材も入手しやすく、調理も簡単なFish and Chips も売るようになり、それが今も引き継がれているんじゃないかと。

 

代表的なB級食が移民に支えられているというのは、あまり知られていない事実。Brexitで、英国のFish and Chipsが危うくならない事を祈りたい。