せっかち関西人ののんびりスコットランド移住生活。

どういう訳かスコットランド人と結婚することになり、30数年の日本生活を捨てて、2015年秋からスコットランドのエディンバラに移住した関西人のどうってことない日常と育児日記(予定)。

触れてはいけない。

この数日、英国のマスコミはお金持ちの脱税スキャンダルで一時もちきりでした。

人気俳優やアスリート、有名な投資家や一流企業が、国外にその莫大な資産の一部(一部でも莫大な額)を隠し持ってたという。

 

医療や教育、年金にさく予算が足りない、だったらEUに払ってるお金を、EUから離脱して、そっちに回そうとか、税金をしっかり払ってても色々な補助が受けられない移民のせいだ、とか言ってるのにね。

え、身内のその方々の脱税額がちゃんと納められてたら、そんなに苦しいの??他人を責める前に自分達の襟を正してもらわないとね、と思う次第です。

 

そんななか、疑惑を向けられている中に、Queenやチャールズ王子が入ってるんですね。

でもね、他の著名人がメディアで叩かれている割に、Queenについては、何というか触れないようにしてるというか、言及しても極々さらっとしてる。でもその脱税目的とされる投資額、相当ですよ。しかも、彼らはこの国のトップでしょ??なのに脱税しても、何というか臭いものには蓋的な対応。彼らよりF1トップのドライバーやミュージシャンが叩かれているのは、私からみると何だか納得いかない。一番罪が重いと思うんですけどね。

数日前に旦那に何故Queenはもっと批判されないのか、と聞くと、眉を潜めて何とも言い難い顔をした。なんか聞いちゃいけないこと聞いたかのような。王室に全く興味のない彼ですら、この表情。となると、世間の人達はもっと激しく避けるんだろうと思われる。

 

そして他の政治スキャンダルや事件が起こっていて、脱税報道もやや下火になっているので、このまま少なくとも王室は、ちょっと火傷したくらいの事で済むんだろうな、と釈然としない私。