せっかち関西人ののんびりスコットランド移住生活。

どういう訳かスコットランド人と結婚することになり、30数年の日本生活を捨てて、2015年秋からスコットランドのエディンバラに移住した関西人のどうってことない日常と育児日記(予定)。

コミュニケーション

渡英して最初、驚いたこと。

 

人懐っこい。いや、猫や犬の話じゃなく、人が。

他人同士であれちょっとしたコミュニケーションが求められる。

 

例えば、スーパーのレジは典型的で、最初は戸惑った。日本だと、よっぽど小さな商店的な地域密着型の常連ばかりのスーパーならともかく、普通はレジは”スピードと効率”が優先。特に後ろに待ってるお客がいればなおさら。店員は黙々とレジをうち、お客もさっと支払い済ませて帰るのが普通。それが当然で、まぁマナーと言ってもいいもんやと思ってた。あえていうならレジ袋のいるいらんという質問くらい。でもそれって別にかいわれでもないし、ごく事務的なもん。

 

それがこちらでは、店舗が大きかろうが、レジで列ができてようが、レジ袋いるいらんの後に、

”今日はいい天気ね~”

”ひどい天気ね~”

”調子どう?いい一日やった?”

”これからどっかいくん?”

等など。

結構な確率で会話がはじまる。

店員は知らん人。最初は、えってなってなんと答えていいのか一瞬わからず、愛想笑いぐらいしかできんかった。

こちらの人は、特にお年寄りはそこから数分話し込んだりする。

これ日本でやったら、後ろの客からクレームがくる。

が、こっちでは日常茶飯事というか普通なんで、特に皆気にすることなく、文句言うこともなく、気長に待ってる。

いらちな私は最初はイライラしたが、そんな会話でちょっと気分が良くなったり、気が紛れたり、寂しさが紛れたりする人いる。それに、その数分で急いでもしゃーない、とすっかり慣れた。

 

スーパーだけでなくて、カフェやレストラン、バス、服屋でも同じような感じ。

 

特に今は妊娠してお腹も大きいので、店だけでなく、道端でも全然知らん人からも”いつ産まれんの?” ”男の子?女の子?それともサプライズ?” ”あんまり無理しなや”とか。

全然知らんとはいえ、なんとなく、嬉しいもん。

(まあ当然みんなが皆、こういうわけではないし、地区なんかによってもだいぶ違う。)

 

効率よりも交流が大事な国。