せっかち関西人ののんびりスコットランド移住生活。

どういう訳かスコットランド人と結婚することになり、30数年の日本生活を捨てて、2015年秋からスコットランドのエディンバラに移住した関西人のどうってことない日常と育児日記(予定)。

高い≠高い

最近悲惨な事件がる続いている英国。被害者の方々の冥福を切に願います。

その中で、高層マンションの火災は、被害者の数、防ぎ得た人災という疑いも高いこともあって、連日こちらではニュースになっています。

火災の直後からいわれているのが、リノベーション時に火災対策の不備を不安視する労働者階級の声は無視された、ということ。労働者階級が高層マンション?と不思議に思う方もいるかもしれません。

実はこちらでは高層マンションは、低所得者向け。60年代70年代に各地で建築されたそうでEdinburghにも何箇所か建っています。どれも低所得者むけで、昔は特にドラッグやらその他犯罪の巣窟みたいになってたらしく、良いイメージを持っている人が少ないのが事実。

 

日本だと、高層マンションはお金持ち向けのイメージが強いし、大体、高級住宅街って高い所に位置してることが多いですよね。高い=高所得な気がするけど、こちらは築何百年のビクトリア調だとかバロック様式だとかの戸建がお金持ちむけで、新築の家よりも値段は高い。こちらだと低い+古い=高所得で日本とは逆です。

今回の火災のニュースも日本だと、捉え方って違うかもしれないんですが、こういった背景があるのです。